競走馬の調教はなぜ朝早いのか・・・
その昔、牧場主になりたかった無垢な私は、
母によくその夢を語っていました。
そのたびに母は、
「モネは朝弱いんだから、本当になりたいなら早起き頑張りなさい」
と言いました。
その時は、
はぁなるほど、牧場やお馬関係は朝が早いのか。ムリだ。
と早々に諦めていました。何の疑問も持たず。
30手前で競馬に戻ってきて、今から厩務員などになることは難しいですが
やっぱりお馬関係の仕事って素敵だなぁと思います。
もちろん、どんな仕事にも共通して言える、
楽しいことばかりではないと分かってはいるのですが。
そして、今更はじめて頭にハテナが浮かびました。
どうして競走馬の調教は、あんなに朝早くやるのでしょうか。
競馬ファンには常識なのかもしれませんが、
一昔前の馬を知っているとは言えそういったことには疎いので勉強がてら検索してみました。
1.馬は暑さに弱い
馬は暑さに弱い生き物なので気温が低い時間に調教を行うそう。
体温の上がりやすい馬は、体温が上がりすぎると発汗に繋がり、
更に風邪などをひいてしまう恐れがあります。
2.馬は習慣性が強い生き物
馬はある程度、生活リズムが一定であることを望む生き物だそうです。
真冬のまだ暗い時間にでも調教に出て行く理由はそこにあります。
「暑い夏」を基準としています。
日が長い夏ですと早朝でも明るいですが、
その時期を基準にタイムスケジュールが組まれているため真冬は暗い時間に調教を行うそうです。
3.トレセンの昔からの習慣
トレセンのようなトレーニング専用施設がなかった時代は
レースで使わない時間に調教を終わらせる必要があったようです。
その関係で早朝から調教が行われるという習慣が残った説があります。
大体、上記の3点が大まかな理由のようでした。
馬は眠くないのかしら?とも思ったのですが、
草食動物は大体3~4時間眠ることが出来れば十分のようです。
もぐもぐ、草を食べる時間が長いようですよ。
この寒い時期でも朝早くから頑張る競馬関係者様、競走馬のみなさま。
心から尊敬しています。応援しか出来ませんが、お体に気を付けて!